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三重県からの視察

8月8日(金)三重県から交通政策課の川端さんが横手の共助組織を視察に訪れました。

三重県では20年後の交通のあり方を示す「交通総合ビジョン」の作成を昨年度から進めています。
川端さんは単に「交通」の分野だけで考えるのではなく、地域全体をどう維持していくのかという広い視点が大事であり、その基盤として地域のニーズに対して住民自ら地域を経営していく仕組みが必要だと考えました。
そして今回横手の「共助組織〈横手モデル〉」について視察に来られました。

川端さんは朝早くから狙半内地域を訪れ、買い物送迎支援を行うスーパーの無料シャトルバスに地域の方々と始発から同乗しました。
この無料シャトルバスは、横手市十文字町でスーパーモールラッキーを経営する株式会社マルシメが地域の活性化に貢献するために市内に9路線運行しているもので、今回川端さんが乗車したのは、毎週金曜日運行の狙半内地区からスーパーモールラッキーまでの路線。この日は24名の乗車がありました。


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この路線の運行については2013年4月10日に狙半内共助運営体と無料シャトルバスの運行による買い物送迎支援の協定を結んでおり、共助運営体による買い物同伴支援や、冬期間のバスの誘導などの支援も行われています。
交通が不便で、買い物に出かけることが難しい元気な高齢者の方々などが、このバスに乗ることで実際にお店に来て、実際に自分の目で見て選んで買いものを楽しんでいます。
バスの車内では、いままでは同じ地域に住んでいても交流があまりなかった人たちとも交流が生まれて、地域が明るくなったという声も聞こえてきます。

川端さんは「バスの日を楽しみにうれしそうに集まってくる方たちの姿がとても印象的だった」と言っておられました。


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終点スーパーモールラッキーで柴田店長に無料シャトルバスについての説明をしていただき、そのあと横手市経営企画課と横手の4共助組織と一緒に意見交換を行いました。

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最後に、お疲れのところに無理を言って私がナビゲーターを担当する横手かまくらFMの『がんばる地域応援団』の収録に特別ゲストとして参加していただき、今回の横手での視察の印象などを語ってもらいました。

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(左から横手かまくらFM 柴田さん、三重県 川端さん、狙半内共助運営体 奥山会長、秋田県南NPOセンター 菅原理事)


川端さん今回はお疲れさまでした。
ぜひ冬にもまた来ていただき、横手の豪雪と共助の取り組みに触れて欲しいと思います。(八嶋)

s-川端さん


この日収録した内容は8月25日(月)午前11時45分から
横手かまくらFMで放送されます。
(横手かまくらFM『がんばる地域応援団』)

地域外の方はサイマルラジオでも聴くことができます。


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(2013年4月)


(秋田県南NPOセンター 共助社会づくり部門)
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八嶋 英樹

Author:八嶋 英樹
地域づくりコーディネーター

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